Linuxの主なディストリビューションの種類とそれぞれの違い【34回】

Linuxの主なディストリビューションの種類とそれぞれの違い
ビジネスパーソンのためのプログラミング講座【第34回】


 


LinuxはオープンソースのOSで、ディストリビューションと呼ばれる様々な種類のものが提供されています。主なディストリビューションの特徴と用途を踏まえた選び方を紹介します。

Linuxの「ディストリビューション」、「ディストリビューター」の意味
Linuxの機能の中でもプロセス管理、メモリ管理、ファイルシステムなど“カーネル”と呼ばれるOSの基本機能の部分はどれも同じです。
しかし、GUIや管理ツール、Webブラウザ、メールソフトなどWindowsやMacOSではOSの一部とされる機能が、Linuxカーネルには含まれていません。
カーネルにこれらの機能を合わせてパッケージにした形で提供されるのが、一般的になっています。このパッケージをディストリビューションと呼び、それがLinuxの種類の違いになっています。ディストリビューションは、カーネル以外の機能が異なっているので、用途やマシンの性能などによって使い分けることができます。
また、ディストリビューションを提供する企業や団体のことをディストリビューターと呼びます。
ディストリビューションによって、セキュリティや頑健性の他、インストールの容易さ、操作性、サポートやユーザーのフォーラムの充実度、日本語による説明の有無など違いがあります。
サーバーとして使うのか、商用なのか、などの用途やユーザーの熟練度を考慮して選択する必要があります。

■ディストリビューションの種類

・初心者におすすめのディストリビューション
PCとして使用する場合、初心者におすすめなのが、Ubuntuです。
もっとも利用者の多いLinuxディストリビューションといわれています。インストール後すぐに使えて、フォーラムも初心者にやさしいです。
日本語の説明も充実しています。
Linux Mintも利用者が多いディストリビューションです。
Ubuntuと比べると機能が制限されており、その代わり動作が軽快というメリットがあります。
使用用途としては、低スペックの古いPCへの適用にも向いています。

・上級者向けのディストリビューション
Slackwareは、1992年から続く歴史の長いディストリビューションで、安定性やセキュリティが高く、高速に動作するという評価があります。
設定の自由度は高いのですが、その分、難易度も高く、上級者向けのディストリビューションとされています。

・サーバーに適したディストリビューション
サーバー向けのディストリビューションでは、CentOSとDebianが人気があります。
CentOSは、Red Hat Enterprise Linux(RHEL)のクローンOSです。
RHELはRed Hat社が提供する有償の非常に信頼性の高いディストリビューションですが、CentOSはRHELから有償部分を除いたディストリビューションです。
Debianは、世界中からボランティアが集まって作ったオープンソースの精神を濃厚に受け継ぐディストリビューションです。
1993年のリリースと歴史も古く、高い信頼性を持っています。

・無償のディストリビューション
Linuxのディストリビューションの多くが無償で提供されています。
商用サーバーへの使用を目的としたディストリビューションなどでは、有償の機能を含むものもあります。
また、無償で提供されるディストリビューションには、有償でサポートが付いている場合が多くあります。
商用でサーバーを運用する場合やLinuxに熟練していないユーザーは、有償サポートを受けた方がよいでしょう。

■用途に応じたディストリビューションの選択を
Linuxは、まずPCとして使用するか、サーバーとして用いるかによって、適用するディストリビューションを絞り込むことができます。
無償のディストリビューションも決して品質が劣るわけではなく、十分に動作しますが、必要に応じて有償のサポートを付けることをおすすめします。
特に、商用でサーバーを運用する場合は、必須になります。

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投稿日: 2017年5月12日

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